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TOEIC800点を取れた時に役立ってくれた本(リーディング)

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こんにちはGaroです。約1年程度でTOEICで800点を取れた時に使った教材を紹介しています。公式問題集に早く行きたいと思いながら、敷居が高く、もう少し分かりやすいものをと、「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part1−4リスニング]」に取り組んだのが前回までの流れです。その次に取り組んだのがこの教材です。

 

 

世界一わかりやすいTOEICテストの授業 [part7 読解]

 

  • 著者   関 正生
  • 出版   ㈱KADOKAWA
  • ページ数 287ページ 

この本が対象としているのはこのくらいの水準の学習者です。

  • TOEICスコア600〜700点越えを狙っている入門〜初心者
  • 800点以上を狙っているが、知識やスキルのスキマを埋めたい中〜上級者

同様のコンセプトで作られたリスニング編をやってみて、この教材との相性の良さを感じました。読解も易しく解説してくれている教材を1冊仕上げる必要があると思い、手にしたのが本書です。初心者から公式問題集へ橋渡ししてくれる教材は本当にありがたいです。

 

取り組む順番にも注意が必要かと

 

著者があとがきにこう書かれておられます。

『Part7の対策は大変で、スキマ時間でやるようなものではなく、じっくり腰を据えて取り組まなければならず、忙しい社会人には拷問のようなものなのかもしれません。』

Part7の勉強は、ある程度基礎が固まって、英語学習時間も身につき、2時間位集中して教材に取り組めるようになってから始めたほうが良いと思います。管理人もこの教材の前に、リスニングの教材を使いながら『読む』訓練をしてきたので、この本に取り組めたと思います。段階を踏まず、初心者がこの本にいきなり取り組んだら挫折する可能性があります。

「リーディングの能力は上がりにくい」、英語を2年程度勉強して実感しています。読解の教材を数冊こなし、あとは多読するしかないとわかっているつもりですが、管理人はまだできていないし、読む力は本当にへっぽこで歯がゆい思いをしております。

 

この本のおすすめポイント

世界一わかりやすい著者が書いた本

幾多の生徒を教えてきた先生が、『世界一わかりやすい』本を目指して作られた本なので解説に期待して下さい。「本文をどう読むのか?」「どういう表現に注目して読めばよいのか?」というところに力を割いています。

管理人も実感として思いますが、Part7に小手先のテクニックはあまり通じないと思います。著者も『スキャニング(拾い読み)は伸び悩む』と指摘し、『読むスピードを上げるより「解くスピード」を上げる方が簡単』と書かれています。

そして、「解くスピード」を上げるために、「選択肢で迷う時間をなくす」「お決まりの設問を理解しておく」ことに注意しなさいと教えてくれるのです。

Part7攻略の3本柱

著者がこの本で教えようとしている3つのスキルです

  1. 「読解スキル(きちんと英文を読める力)」
  2. 「整理スキル(当事者意識・イメージングと固有名詞の整理」
  3. 「解法スキル(含み表現対策)」 

詳細は、この教材の問題を解きながら確認していって下さい。TOEICの実践につながる問題を使いながら、取り組み方を学んでいくことができます。 

 

この本との関わり方

 

きちんと読めるまで復習したら、この本は卒業だと思います。個人差はあると思いますが、精読を3回くらい繰り返せば、一旦は終わりにしても良いのではないでしょうか。管理人はこの本を他の教材のように何周も周回はしませんでした。リーディングは「きっちり読める」英文を増やしていかなければ力が上がらないので、実践問題にあたった方が短期間で結果は出やすいのではないかと思います。

 

リーディングは、冒頭の著者の言葉にある通り、スキマ時間で勉強しづらいです。管理人が苦手にしているのも、思い切ってリーディングに時間を投入してこれていないからです。読めないものを読めるようにするには、聴き取れないものを聴き取れるようにするより、脳に負荷がかかるように思えます。こっちの方が辛いというか、、、。

本書は公式問題集への橋渡しに必ずなってくれる教材です。この本のレベルが少し高いな−と思ったら、Part3・4の教材を使って読む訓練に帰りましょう。そこをきっちり仕上げてくればこの本に取り組めます。

管理人も英語学習中で偉そうなことは言えません。一緒にがんばりましょう。