TOEICで役に立ってくれた教材 成川の「なぜ」がわかる英文法の授業
こんにはGaroです。
TOEICの勉強を初めてみたものの、文法で行き詰まってませんか?管理人は勉強初期にこの本に助けられたのでご紹介します。
成川の「なぜ」がわかる英文法の授業
- 出版社 学研教育出版
- 著者 成川 博康
- ページ数 269ページ
大学受験用の英文法の本です。本屋さんの大学受験コーナーに行くと、英文法だけでも相当な数の入門書があります。迷ってしまいますね。
どれを読んでもいいと思いますが。自分の場合、この本を選んで正解でした。管理人は、大学受験を経験していますし、教科としての英語は苦手ではありませんでした。しかし、ちゃんと勉強した記憶がないのです。ただ覚えるだけの感覚的な理解しかできていなかったのだと思います。
そんなあやふやな理解で大学卒業後20年以上経つと、残念なことに英語についてほとんど何も頭に残っていません。理解しないまま、同じ過ちを踏むわけにはいかないと、手にしたのが本書です。
本書のオススメポイント
サクっと読めた
本書は入門書ですので、これでもかと、判り易く書かれています。あまりに判り易いため、高校受験を控えた我が子にあげてしまったくらいです。ウチの子の感想は、『バカ丁寧に書き過ぎなんじゃないの?そこまで言われなくともわかるよ。』というものでした。
TOEICの結果を求めているのであれば、サクッと読めることは重要だと思います。この本に書かれていることは『理解』できればいいので、『覚える』必要はありません。『ふーん、そういうことか。』と基礎的なことを腹落ちさせてくれる本です。どんなにゆっくり読んでも、土・日のお休みがある方なら完読できます。2周できるかもしれません。そのくらいの程よい分量です。
この本は何周もするような本ではなく、『どうだったけ?』と振り返る時に使うくらいです。英語学習の初期に活躍してくれて、やがて見ることがなくなります。
時制がわかった
『時制はわかっているようで、わかっていなかった。』とこの本を読んで気付かされました。本当の意味で時制を腹落ちさせてくれた本です。
- 『✕』現在形=現在のこと
- 『◎』現在形=いつも変わらないこと
このような感じで、学校英語で強制的に覚えさせられたことを、一つ一つ解きほぐして理解させてくれます。どうして、上はダメで、下がマルなのか、この本を読めばわかります。
本の約3分の1を時制の説明に費やしているので、ここまで説明してもらえば、さすがに時制への理解が進みます。
仮定法がわかった
勉強を再開して、ここで躓きかけたんですよね。
どうしても仮定法がわからない状態が続きましたが、この本が解決してくれました。
この本の次は?
この本に書かれていることがわかったら、問題を繰り返し解いてみましょう。英語を勉強しはじめて2年経ちますが、管理人は分厚い文法書をやったことがありません。『一億人の英文法』とか『Evergeen』とか、色々ありますよね。いつかはやってみたいのですが、まだそこまで行き着きません。
TOEICの結果を求めるのであれば、問題を解いてみて、「理解できなかった時」に別の参考書を探すくらいでいいと思います。この本と、『文法特急』を頑張り、公式問題集を繰り返し解けば、TOEICの文法問題はそこそこ戦えます。短期間で結果を出したければ実践重視でいきましょう。
管理人も学習途上で偉そうなことは言えません。一緒にがんばりましょう