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キングダムで古代中国にはまったら次はコレ『宮城谷 昌光』の作品群

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漫画『キングダム』面白いですねー。聞いてはいましたが、管理人は10連休で読み始め、すっかりハマっています。この漫画もとても面白いのですが、この世界が好きならオススメの作家がいらっしゃいます。

その前に、中国の歴史を簡単に振り返ってみる

 

誰もが知っている三国志。これは、『漢』の後の時代ですね。紀元200年頃の歴史です。有名な吉川英治著「三国志」を始めとして、いろいろな先生が小説にしてくれています。

『キングダム』はもっと古代の話、紀元前200年以上も前の話です。

ほぼ伝説のような『夏』『周』の時代から、戦国時代の春秋時代を経て、秦の中華統一、その後の『漢』、漢が滅び『三国志』と中国史は本当にドラマティックです。

 

宮城谷 昌光 という小説家

 

管理人は司馬遼太郎先生が大好きで、片っ端から先生の小説を読みました。自分の国語力に多大なる影響を与えていただいた先生だと思っています。

そんな先生が書いた『項羽と劉邦』という小説は三国志以外の中国小説ではとても素晴らしい小説で、何度も何度も読み返した記憶があります。

世の中に、歴史小説家を名乗る先生方はたくさんいらっしゃいますが、管理人の独断では司馬遼太郎先生はダントツ1位です。日本史が主体となりますが、どれを読んでも外すことのない、素晴らしい作品群を書かれておられます。

そんな司馬遼太郎フリークの管理人が、一時、司馬遼太郎先生そっちのけで読み漁ったのが宮城谷昌光先生の作品群です。

有名な方ですので、わざわざ紹介するまでもありませんが、中国歴史それも古代歴史にフォーカスした小説を多く書かれています。

 

どんな小説があるの?

 

春秋・戦国時代以前の小説もとても面白いのですが、春秋・戦国時代の小説群は、これを超える小説家はいないのではというほど、素晴らしい小説ばかりです。

中国の歴史上、伝説の英傑達の物語はどれも面白いです。宮城谷作品を読めば読むほど、作品どおしのつながりが生まれ、それが更に面白いという深みがあります。

キングダムでは権力の権化として描かれている呂不韋も、宮城谷先生の作品『奇貨居くべし』ではまた違った描かれ方をしています。

宮城谷先生の作品群が管理人の好みなのは、主人公が高潔なことです。私利私欲に溺れず、人の上に立つ人物はどうあるべきかということが描かれています。

 作品群が多く、いったんハマると他の小説を読む暇が無くなりますが、文章・構成共に素晴らしい先生です。既に読まれている方も多いと思いますが、キングダムで中国の古代歴史に興味を持った方なら、漫画以上に楽しめると思いますので、おすすめします。

 管理人も何度かの引っ越しで蔵書を処分してきましたが、一番手元に残した小説はこの先生の作品です。そのくらい面白いし、何度も読めますから。是非。